令和6年度 第10回研究会

                                 
日  時 令和6年7月25日(木)14:00~17:00
場  所 コミュニティプラザ平野(大阪市 平野区民センター)2F会議室4&5
大阪市平野区長吉出戸5-3-58 TEL:06-6704-1200 →[詳細]
主  催 (一社) 研究・イノベーション学会 関西支部
共  催 (一社) 日本設計工学会関西支部
主  題 『イノベーションと地域創生 ~研究成果を社会貢献へ ~ 』
趣  旨 1854年、江戸時代幕末に生まれた高峰譲吉は、ホルモンのアドレナリンの結晶化に成功 し、近代バイテクノロジーの父として知られています。今やこのバイオテクノロジーは、 ものづくり技術としても重視され,脱炭素時代を拓く主力として注目されています。今回 の研究会は、こうした科学研究の成果と社会的役割について、お二人の先生方のご講演を もとに議論を深めてまいります。皆様方多数のご参加を期待しています。
講演内容 【第1講】本庄 孝子 氏: 高峰譲吉は長崎に留学して英語を学び舎密局、適塾などで学んで工部大学卒業後、英国に留学した。農商務省に勤務の時にニューオリンズ万博に事務官として派遣された。帰国後渋沢栄一らと日本初の人造肥料会社を設立。米国で麹によるウイスキー製造は画期的だったが、地元の反感を買って挫折。タカジアスターゼの開発に成功して各国で特許を取得してパーク・デービス社と事業化を進めた。タカジアスターゼは世界的な薬になる。続いてホルモンのアドレナリン抽出・結晶化に世界で初めて成功する。日本ベークライト社を設立し、高峰は日本人による開発型ベンチャー企業、スタートアップの先駆者と言われる。

【第2講】清水 雅士 氏: バイオ技術を活用したものづくりは、次なる第5次産業革命の主役になる技術として注目されている。国内外で多くの投資が行われ、新規参入企業も増加しているが、確立した産業化にはいたっていない。また、バイオ等の科学技術の社会実装においてはInvention (発明)をinnovation(イノベーション)につなげることが必要であるが、両者の違いを理解することが大切であると考えている。そこで本稿では、主に国内のバイオものづくりの取り組みや当社の取り組みについて紹介し、バイオものづくりにおけるinvention(発明)をinnovation(イノべーション)につなげ、社会実装するために必要なことを議論していきたい。
プログラム
司会:原田 章 (運営委員)
14:00~14:05 開会挨拶 西原一嘉 (副支部長)
14:05~15:05 「高峰譲吉の多様な貢献」
講師: 本庄 孝子 氏/ 元産業技術総合研研究所 主任研究官
15:05~15:15 休憩 (質問事項ご記入ください メモ1)
15:15~16:15 「バイオテクノロジーで第5次産業革命を~バイオ技術の社会実装に向けての挑戦」
講師: 清水 雅士 氏 マイクロバイオファクトリー株式会社代表取締役社長
16:15~16:25 休憩(質問事項ご記入ください メモ2)
16:25~16:55 「総合討論」
16:55~17:00 次回案内 閉会挨拶 三木基実 (副支部長)
参 加 費 無 料
交流会 会費:2000円、時間:17:10 - 18:30、会場: 2F/会議室3&4
申込締切 7月23日(火)

令和6年度 第11回研究会

日  時 令和6年8月9日(金)14:00~17:15 10時30分 コナン像前集合[詳細]
場  所 ytv読売テレビ局
大阪市中央区城見1-3-50
担当:読売テレビESG推進局サステナビリティ部 山川友基 TEL:090-2190-0011
主 催 (一社)研究・イノベーション学会 関西支部
共  催 (一社)日本設計工学会 関西支部
主  題 『イノベーションと地域創生 ~ YTB読売テレビ局見学 ~ 』
見学スケジュール
ご案内: 三木基実(副支部長)
10:30 読売テレビ集合、ガイダンス
11:00 SDGs対応について社内見学、スタジオ・美術倉庫などご案内 @担当:美術部長
12:00 昼食(ytv社内でお弁当、約1,000円)
13:00 SDGs探究セミナー@担当:技術開発部長、サステナビリティ部長
14:00 人事部からお知らせ
参 加 費 無 料 但しお弁当代は別途必要です
申込締切 8月1日(木) 30名を超える場合は抽選とさせて頂きます。

令和7年度 第2回研究会

                 
日  時 令和6年11月22日(金)14:00~17:15
場  所 コミュニティプラザ平野(大阪市 平野区民センター)2F会議室3&4
大阪市平野区長吉出戸5-3-58 TEL:06-6704-1200 →[詳細]
共同主催 (一社) 研究・イノベーション学会 関西支部
(一社)日本鉄鋼協会・高温プロセス部会 資源・エネルギーフォーラム内「製銑工程におけるバイオマス利用高度化・拡大に関する調査研究グループ」
共  催 日本設計工学会 関西支部
一般財団法人 金属系材料研究開発センター(JRCM)
主  題 『鉄鋼および素材エネルギー産業におけるゼロカーボンの新たな探索 』
趣  旨 今回は、標記主テーマのもと、2050年に向けてのカーボンニュートラルに資する先端技術開発の動向を、鉄鋼産業と素材エネルギー産業の英知を結集した多角的視野から議論していただくべく、東北大学名誉教授・有山達郎氏、積水化学工業株式会社 R&Dセンター 先進技術研究所 グリーンケミストリープロジェクトヘッド・中間友樹氏、および大阪ガス株式会社 エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長・大西久男氏の三氏から下記のご講演をしていただきます。会場とZoomのハイブリッド開催を実施予定ですので、全国各地からのご参加も歓迎いたします。
講演内容 【第1講】有山 達郎 氏: 2050年におけるゼロカーボンはあらゆる産業の目標とされているが、鉄鋼プロセスは投資サイクルが長く、鉄鋼にとって2050年は近未来である。ゼロカーボン達成に対して高炉など現状プロセスをどうするのか、新プロセスにいつ転換するのかなど、具体的なPathway構築が必要とされる。既に欧州ではエネルギー産業との資本関係強化、資金導入、グリーンスチール、”LESS”(Low Emission Steel Standard)の策定など技術を超えた戦略が見え、水素製鉄を目指した事業投資が始まっている。我が国の立ち位置も含め、グローバルな鉄鋼の戦略動向と課題について紹介する。
【第2講】中間 友樹 氏: ケミカルルーピングによる逆シフト反応により、CO2をCOに効率的に変換する事ができる。アルセロールミタル社との共同実証にて、本技術を高炉ガスに適用した結果、CO収率90%以上、H2転化率80%以上を達成。高炉や化学業界の脱炭素の為スケールアップを行い、CCU技術として幅広い普及を目指す。
【第3講】大西 久男 氏: e-メタン(合成メタン)は,バイオマスと同様にカーボンニュートラルな非化石燃料であり、既存の天然ガスサプライチェーン、利用機器・設備などをそのまま活用可能である。高温電解技術により水とCO2からe‒メタンの低コスト製造を可能とするSOECメタネーション技術の概要と特長・当社の取組み、e-メタンが海外再エネの輸入キャリアとして最も合理的なものになり得ることなどを紹介する。
プログラム
14:00~14:10 開会挨拶と趣旨説明 大阪大学 名誉教授 碓井建夫
14:10~15:00 「2050年鉄鋼ゼロカーボンへの Pathway 戦略の選択」
講師: 東北大学 名誉教授 有山達郎 氏
15:05~15:55 「カーボンリサイクル技術「高収率CO2 → CO変換技術」の鉄鋼産業ならびに化学産業への活用」
講師: 積水化学工業株式会社 R&Dセンター 先進技術研究所 グリーンケミストリープロジェクト プロジェクトヘッド 中間友樹氏
16:00~16:50 「SOECメタネーション技術によるe-メタンが切り拓く暮らしや産業のカーボンニュートラル化」
講師:大阪ガス株式会社 エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長 大西 久男 氏
16:55~17:15 「総合討論」
17:15~17:20 次回案内 閉会挨拶 西原一嘉 (研究・イノベーション学会 関西支部 副支部長)
参 加 費 無 料
交流会 会費:2000円、2F会議室3&4  17:30 ~ 18:30
申 込 10月23日(水)より受付を開始いたします。

研究会アーカイブ

令和6年度研究会

日   時 場   所 主  題 講 演 会
第1回 令和5年10月10日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス 新棟A号館1Fコンベンションホール(オンライン同時開催) 『イノベーションと地域創生~ 素敵な新年度を願って ~』 「創薬標的探索における革新的手法の構築」

国立研究開発法人医療基盤・健康・営養研究所AI健康・医療センター上席研究員 
伊藤 真理 氏

「①新しい薬ができるまで:くすりの歴史、種類や研究と開発と販売について ②日本の最近のイノベーションがある新薬の代表として(エーザイのアルツハイマー薬レカネマブの作用機作と薬価の議論)」

元武田薬品 国際プロダクトマネージャー 、元武田科学振興財団 国際部長
豊田 繁 氏

第2回 令和5年11月11日 コミュニティ―プラザ平野 (平野区民センター) 2F/会議室3&4(オンライン同時開催) 『イノベーションと地域創生~ 新たなフロンティアに向かって ~』 「日本の将来はインドしかない!~最近のインド関連報道について思う」

関西日印文化協会副会長, 元シャープ・インディア社長 
磯貝 富夫 氏

「激動の2024年 世界の政治、経済の行方」

NPO法人商縁プラザ代表理事、元産経新聞社記者
若狭 弘 氏

第3回 令和5年12月23日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス 新棟A号館1Fコンベンションホール(オンライン同時開催) 『イノベーションと地域創生~ イノベーションと社会変革 ~』 「電池の適材適所-電池イノベーションの指針として」

京都大学名誉教授、国立香川高等専門学校元校長・名誉教授、 富山県立大学客員教授
八尾 健 氏

「DX,GXが拓くデジタル製造業の未来」

京都大学総合生存学館 特任教授、大阪大学工学部 招聘教授、株式会社シグマクシス シニアフェロー、元三菱重工 副社長
前川 篤 氏

第4回 令和6年1月29日 コミュニティ―プラザ平野 (平野区民センター) 2F/会議室3&4 『イノベーションと地域創生~ 新春講演会 ~』 「関西経済の現状と課題~中小企業・小規模事業者を取り巻く環境」

近畿経済産業局 産業部長
細川洋一 氏

「21世紀: Green Goldの時代、「みどり」をキーワードとしたビジネス展開」

一般社団法人テラプロジェクト 理事長
小林昭雄 氏

第5回 令和6年2月20日 大阪大学 吹田キャンパスR4棟「材料開発物性記念館」2階「研修室」 『イノベーションと地域創生~ 超高圧電子顕微鏡の見学 ~』 「大阪大学超高圧電子顕微鏡センターにおける研究50年とこれから」

大阪大学 超高圧電子顕微鏡センター 招聘教授 
森 博太郎 氏

見学会:

「大阪大学 超高圧電子顕微鏡センター 2台」

第6回 令和6年3月13日 中央電気倶楽部 5F/511会議室 (オンライン同時開催) 『イノベーションと地域創生~ スタートアップの取り組み ~』 「大学のイノベーション創出を目指した大阪公立大学での産学官連携」

関大阪公立大学URAセンター リサーチアドミニストレータ
井端 雅一 氏

「大阪大学における技術シーズの社会実装の取組み」

大阪大学共創機構イノベーション戦略部門招聘研究員
坂野 聡 氏

第7回 令和6年4月15日 阪南大学あべのハルカスキャンパス 23F 『イノベーションと地域創生~ 新産業への期待 ~』 「スタートアップ育成と今後の支援方策について」

株式会社大阪わいずプランニング代表取締役社長
西口 泰 氏

「中国人民元為替の動向」

大阪南大学大学院企業情報研究科教授
洪 詩鴻 氏

第8回 令和6年5月23日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス 新棟A号館1Fコンベンションホール 『イノベーションと地域創生~ イノベーションの実践とフューチャー・デザイン ~』 「我が国における電力用コンデンサの研究イノベーション」

元福山大学教授 元日新電機顧問
吉田恭信 氏

「フューチャー・デザインとそのモデルケースアプローチ」

大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻准教授
野間口 大 氏

第9回 令和6年6月28日 阪南大学あべのハルカスキャンパス23F 『イノベーションと地域創生 ~ ~』 「アメリカの大統領選挙のゆくえ」

阪南大学経営学部・大学院企業情報研究科・教授、元学長
井上 博 氏

「アニマルスピリッツ~関西にイノベーションの風を吹かせたい」

うめきた未来イノベーション機構理事長、大和総研調査本部特別研究員、元JETROサンフランシスコ事務所長、元産業技術総合研究所理事・総務本部長
中沢 則夫 氏

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令和3年度研究会▼

令和2年度研究会▼

平成31年度(令和元年度)研究会▼

平成30年度研究会▼

平成29年度研究会▼


分科会アーカイブ

平成2年度分科会

日   時 場   所 主  題 講 演 会
第7回 令和2年1月15日 京都大学
吉田キャンパス総合研究11 号館114 号室
『蓄電池による電力貯蔵(EES)の研究開発動向』
「エネルギー環境問題に資する蓄電池の知識」

京都大学名誉教授
八尾 健 氏

「未来型蓄電池にもとめられる要件:銀行と電池の違いについて」

CONNEXX SYSTEMS 株式会社 
代表取締役 理学博士 塚本 壽 氏

「次世代蓄電池の開発に必要な組合せ技術とその評価」

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 関西センター 
エネルギー・環境領域 電池技術研究部門 電池システム研究グループ
柳田 昌宏 氏

平成30年度分科会

日   時 場   所 主  題 講 演 会
第3回 平成29年4月20日 京都大学
吉田キャンパス
『持続可能エネルギーイノベーションとエネルギーシフト』 「新エネルギー分野における技術革新」

京都大学エネルギー科学研究科科長、教授 
石原慶一 氏

「我が国のイノベーションはなぜ劣化したのか。
これからのイノベーションに向けどう立て直すべきか」

京都大学思修館 教授 
山口栄一 氏



役員構成

2024年度 関西支部 役員

支部長 大槻眞一 元阪南大学学長・名誉教授
支部顧問 西村恵信 花園大学名誉教授・元学長
副支部長
(支部事務局の長)
西原一嘉 大阪電気通信大学名誉教授
副支部長
(幹事)
三木基実 (一社)イノベーションエネルギー代表理事
横浜国立大学大学院非常勤講師
運営委員 細川洋一 近畿経済産業局産業部長
原田敏行 前近畿経済産業局産業部長
坂野 聡 経済産業省近畿経済産業局地域経済部地域連携推進課産業技術調整官
大阪大学共創機構イノベーション戦略部門ベンチャー・事業化支援室招へい研究員
碓井建夫 大阪大学名誉教授
ブラジル・オーロプレット連邦大学客員教授
原田 章 住友電工テクニカルソリューションズ株式会社
分析計測事業部技師長
谷口邦彦 (一社)関西産業活性協議会賛助会員
飯島俊宏 株式会社ダイセル 役員待遇理事
大阪大学大学院工学研究科 招へい教授
杉本 孝 山崎豊子文化財団評議員兼奨学生育成委員長兼奨学生選考委員
元新日鉄経営企画部部長代理、元大阪市立大学大学院教授
元京都大学経営管理大学院客員教授、元外務省大臣官房総務課
外交記録審査員
弘岡正明 テクノ経済研究所代表、元流通科学大学副学長
桑島修一郎 京都大学大学院総合生存学館 特定教授
岩田賢造 株式会社JEI(旧社名:日本電子工業)開発技術担当顧問
小池正夫 宝塚フラワー&コンサート事務局長、元住友金属工業株式会社
八尾 健 京都大学名誉教授、国立香川高等専門学校名誉教授・元校長
富山県立大学客員教授
新関雅俊 大阪電気通信大学教授
長野寛之 兵庫県立大学産学連携・研究推進機構特任教授
高田耕平 前(地独)大阪産業技術研究所企画部 産学連携コーディネータ
苗村昭夫 株式会社ユニックス代表取締役会長
三森八重子 大阪大学招へい教授
監査役 稲葉伸一 (一社)近畿化学協会化学技術アドバイザー
事務局 企画部長 佐藤寿男 (一財)平野区コミュニティー協会
    企画部 柳井良夫 大阪市立南中学校地域コーディネータ
    HP担当 本倉 充 エルサムジャパン(株)代表取締役

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