令和7年度 第12回研究会

                                                                                                                                                   
日  時 令和7年9月4日(木)14:00~17:00
場  所 阪南大学あべのハルカスキャンパス 23F研修室
大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43 あべのハルカス23階(Tel.06-6654-5570) → [詳細]
(御注意) 会場には駐車場はありません。
主  催 (一社)研究・イノベーション学会 関西支部
共  催 (公社)日本設計工学会関西支部
協  力 阪南大学
主  題 『イノベーションと地域創生~国際観光 と 太陽フレア(国際観光の持続的発展に何が必要か?太陽のスーパ--フレアとは何か?)~』
趣  旨 新型コロナウイルスが「5類感染症」になって1年以上が経過しました。「海外旅行は様々なものを見て感動できる」、「海外の文化を知るのは楽しい」、しかしいま日本から海外へ出かける旅行者は、コロナ禍前と比較して7割程度に留まっている(JTB総合研究所24.10.16)。ここのところトランプ政権の関税政策は自由貿易を破壊し、世界各国の経済成長にも影響を与えよう。これからの持続可能な観光を目指す―ディスティネーションが求められる. また、今年も猛暑の日が続き、世界的に異常気象が報告されている。太陽の表面ではときおりフレアと呼ばれる爆発現象が発生し、強力な電磁波や高エネルギー粒子を放出することも知られている。強烈な爆発現象が起きた場合には電力網の寸断や通信機能の途絶など社会的な大混乱が起こることが考えられる。「南海地震」の予測や対策が進められているが、こうした太陽のスーパーフレア対策も必要である。
講演内容 「第1講」清水 苗穂子氏 /現在日本では深刻な人口減少に直面しているが、世界全体の人口は、増加率は緩やかに下降傾向にはあるが増加しており、2024年には82億人を突破した。その後2080年にピークに達し、103億人となると国連は予想している。世界の国際観光客数に関しては、1990年に約4億人であったが、2024年に約14億人に達し、この三十数年間で3.5倍に増加した。2030年には約18億人になるとの予想である。経済効果と雇用創出をもたらす観光振興は、多くの国や都市で重要な産業となっているが、有名な都市や観光地では観光客が集中し、近年ではオーバーツーリズムが問題となっている。一方世界では「持続可能な開発」を提唱してきたが、観光分野においても国連の観光専門機関である世界観光機関が中心となって、「持続可能な観光」に懸命に取り組んでいる。日本でもインバウンド観光客が急増している背景から、観光庁や環境省が先導しさらなる「持続可能な観光」を推進しようとしている。観光客を受け入れる地域で、いかなる「持続可能な観光」の取り組みを実践しているのか、その成果やさらなる課題について、事例を挙げながらこのテーマについて考察をしたい。
「第2講」柴田 一成 氏/私たちが暮らす地球に、いつも同じように光を降り注いでくれる太陽は、内側で発生する核融合反応による巨大なエネルギーの塊です。この太陽の活動の中でいま大きな関心を集めているのが「太陽フレア」です。2025年は太陽活動が活発化して太陽フレアが増加すると言われており、放出される電磁波や高エネルギー粒子は通信障害や停電など、社会を大混乱に陥れる可能性があります。さらに、これまで太陽では起きないとされていた太陽フレアの中でも特に大規模な爆発現象「スーパーフレア」が起きる可能性があることが京都大学のグループの研究で明らかになったのです。太陽で発生した非常に強力な太陽フレアが地球に到達。通信は途絶し、電力網も寸断され、文明社会に大混乱がもたらされる-‐-。まるでパニック映画のようですが、これは実際に起こりうるストーリーです。スーパーフレアをはじめとした宇宙の様々な現象、知っているようで知らない宇宙の姿を解説致します。
司  会 鶴谷 昌也(運営委員)
14:00~14:05 開会挨拶: 大槻眞一 (支部長)
14:05~15:05 第1講 「持続可能な観光を目指して―ディスティネーションに求められる観光マネジメントー」

講 師: 阪南大学国際学部 国際観光学科 教授 清水 苗穂子 氏

15:05~15:15 休 憩
15:15~16:15 第2講 「太陽の脅威とスーパーフレア」

講 師: 京都大学名誉教授, 花山宇宙文化財団理事長 柴田 一成 氏

16:15~16:25 休 憩
16:25~16:55 「総合討論」
16:55~17:00 次回案内 閉会挨拶  西原一嘉 (副支部長)
17:10~18:40 交流会 (あべのハルカス25F “ハルカス25 Café“)
参 加 費 無 料
交 流 会 2500円
申  込
申込期限 2025年8月30日(土)

エネルギ―環境分科会

                                                                                                                   
日  時 令和7年9月12日(金) 13:30~16:10
場  所 第5管区海上保安本部 大阪湾海上交通センター(マリンタクトKOBE)
神戸市中央区港島南町7-2-22 → [詳細]
集合場所:神戸新交通ポートライナー「計算科学センター駅」改札集合13:30 

交通アクセス:①神戸新交通ポートライナー「三宮」13:15、同「計算科学センター駅」13:29(290円)、
②自家用車利用可能(駐車スペースは十分にあるとのこと)
※ 飲み物の自動販売機は「計算科学センター駅」内にしかありません。
定員:30名
共同開催 (公社)日本設計工学会関西支部
(一社)研究・イノベーション学会 関西支部 エネルギ―環境分科会
主  題 『「マリンタクト KOBE」見学と講演会』
プログラム
講演内容 国土交通省 海上保安庁 第5管区海上保安本部 大阪湾海上交通センターは、レーダー、AIS、気象観測装置等によって得られる航行船舶の動静、気象現況等の情報をもとに、レーダーサービスエリア等を航行する船舶に対して船舶の安全運航に必要な情報提供等を行い、船舶交通の安全確保を図っている。
2023 年 3 月にポートアイランドに移転し、愛称「マリンタクト KOBE」とし
・レーダーサービスエリアの拡大
・阪神港大阪区、泉北北区及び神戸区の港内交通管制を大阪湾海上交通センタ ーで統合運用を実施
・ 船舶の安全航行のため拡大される情報聴取義務海域において情報提供等の  実施により大阪湾における船舶交通の安全確保に努めておられます。
 この度は、こうした現状を確認するとともに、最先端の「航路のハーモニー」に係る今後の重要課題などについて確認する。
13:00 神戸新交通ポートライナー「計算科学センター駅」改札集合
14:00~14:05 研究・イノベーション学会関西支部挨拶
14:05~14:15 第5管区海上保安本部海上交通部企画調整官挨拶
14:15~15:05 大阪湾海上交通センター所長道辻尋史氏による講演
「大阪湾海上交通センターの実態と今後の重要課題について」
15:05~15:15 質疑応答
15:15~15:20 小休止
15:20~16:00 施設見学(2班体制)
16:00~16:10 質疑応答・閉会挨拶
16:10~ 解散(又は三ノ宮にて意見交換会検討中)
申  込
申込期限 2025年9月8日(月) 17;00

研究会アーカイブ

令和7年度研究会

日   時 場  所 主  題 講 演 会
第1回 令和6年10月22日 阪南大学あべのハルカスキャンパス23F (オンライン同時開催) 『イノベーションと地域創生~ 地域創生の魅力 ~』 「西成の歴史 ―西成わが町-」

元経済産業省近畿経済産業局産業部長
上村良次 氏

「新今宮から大阪を、日本を変える」

阪南大学国際学部長
松村嘉久 氏

第2回 令和6年11月22日 コミュニティプラザ平野(大阪市 平野区民センター)2F会議室3&4 『~鉄鋼および素材エネルギー産業におけるゼロカーボンの新たな探索 ~』 「2050年鉄鋼ゼロカーボンへの Pathway 戦略の選択」

東北大学 名誉教授
有山達郎 氏

「カーボンリサイクル技術「高収率CO2 → CO変換技術」の鉄鋼産業ならびに化学産業への活用」

積水化学工業株式会社 R&Dセンター 先進技術研究所 グリーンケミストリープロジェクトプロジェクトヘッド
中間友樹 氏

「SOECメタネーション技術によるe-メタンが切り拓く暮らしや産業のカーボンニュートラル化」

大阪ガス株式会社 エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室 統括室長
大西 久男 氏

第3回 令和6年12月7日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス 新棟A号館1Fコンベンションホール(オンライン同時開催) 『~200回記念研究会 ~』 「日本におけるイノベーション創出のボトルネックとその解消に向けた指針」

政策研究大学院大学 教授
隅藏 康一 氏

「レッドオーシャン市場における中小・零細企業のブランド価値創造戦略について」

阪南大学 学長
平山 弘 氏

第4回 令和7年1月20日 コミュニティ―プラザ平野 (平野区民センター) 2F/3&4会議室(オンライン同時開催) 『~新春講演会 ~』 「大阪・関西万博と関西経済」

近畿経済産業局 産業部長
鈴木 貴詞 氏

「ボイラーを通じて社会に貢献するソリューションメーカーを目指して」

株式会社ヒラカワ代表取締役会長
平川 晋一 氏

第5回 令和7年2月18日 大阪大学箕面船場図書館2F・船場図書館生涯学習センター 『~見学会 ~』 見学①:2F・船場図書館生涯学習センター「公設国営」
見学②:3F・講話:阪大・図書館講話室
見学③:3F・阪大・図書館窓口
見学④:生協ショップ
見学⑤:研究講義棟2F
見学⑥:研究講義棟1F柱南
見学⑦:研究講義棟1F柱北
見学⑧:屋外
見学➈:グローバルビレッジ
第6回 令和7年3月11日 阪南大学あべのハルカスキャンパス23F(オンライン同時開催) 『~話題を呼ぶ日中2つの課題 ~』 「自然エネルギー利用のための二次電池と材料」

大阪電気通信大学工学部 基礎理工学科 環境化学専攻 教授
川口 雅之 氏

「中国経済不況は日本化になるか?対策と消費マインドを中心に」

阪南大学大学院 企業情報研究科 教授
洪 詩鴻 氏

第7回 令和7年4月14日 コミュニティープラザ平野 (平野区民センター)2F/3&4会議室(オンライン同時開催) 『~わが国が直面したコロナ禍の経験と東京の一極集中について考える ~』 「パンデミック時の新型コロナワクチンやその他事業で、失ったもの得たもの」

株式会社 モリモト医薬 代表取締役
盛本 修司 氏

「東京一極集中は「ガラパゴス現象」なのではないか」

法政大学 名誉教授
小池 康郎 氏

第8回 令和7年5月12日 グラングリーン大阪北館 JAM BASE4F 『~グラングリーン大阪講演会・見学会 ~』 「UMEKITA Project 2nd Stage のご紹介」

講師:中沢則夫氏 うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)理事長 他

見学:ビジネス・商業施設、イノベーション研究施設、うめきた公園など

第9回 令和7年6月20日 大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス 新棟A号館1Fコンベンションホール [オンライン同時開催] 『~イノベーションと地域創生~タイに新境地を求めて(新たな事業展開で、強い日本を取り戻そう) ~』 「経済危機による中小企業の事業展開」

理化工業株式会社
代表取締役 森嶋 勲 氏

「強い日本を取り戻す」

株式会社Virus Blokers
CEO 佐々木 透 氏

第10回 令和7年7月30日 フードテクノエンジニアリング株式会社 『~イノベーションと地域創生~元気なスタートアップ企業 ~』 「工場見学会」

フードテクノエンジニアリング株式会社

講演会:「スタートアップ・エコシステムと地域創生:名古屋地域を中心に 」

山形大学客員教授、元名古屋工業大学教授
小竹 暢隆 氏

講演会:「EMS(エネルギーマネジメントシステム)事業について 」

フードテクノエンジニアリング株式会社 代表取締役社長
野田 憲司 氏

第11回 令和7年8月23日 NTT西日本QUINTBRIDGE(クイントブリッジ) 『~イノベーションと地域創生~AI創薬及びセキュリティーの最前線 (パンデミックに備える創薬研究と作家の予見する日本の危機的問題)~』 「パンデミックと我が国のデジタルヘルス・AI創薬」

大阪大学大学院薬学研究科創薬サイエンス研究 拠点 特任教授
LINCデジタルヘルス&メディスン・RWD WG代表
伊藤眞里 氏

「日本を正しく知ろう ―新しい日本の姿ー」

小説家、“日本の危機的問題を鋭く抉り続ける異彩の作家”
高嶋哲夫  氏


分科会アーカイブ

平成2年度分科会

日   時 場   所 主  題 講 演 会
第7回 令和2年1月15日 京都大学
吉田キャンパス総合研究11 号館114 号室
『蓄電池による電力貯蔵(EES)の研究開発動向』
「エネルギー環境問題に資する蓄電池の知識」

京都大学名誉教授
八尾 健 氏

「未来型蓄電池にもとめられる要件:銀行と電池の違いについて」

CONNEXX SYSTEMS 株式会社 
代表取締役 理学博士 塚本 壽 氏

「次世代蓄電池の開発に必要な組合せ技術とその評価」

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 関西センター 
エネルギー・環境領域 電池技術研究部門 電池システム研究グループ
柳田 昌宏 氏

平成30年度分科会

日   時 場   所 主  題 講 演 会
第3回 平成29年4月20日 京都大学
吉田キャンパス
『持続可能エネルギーイノベーションとエネルギーシフト』 「新エネルギー分野における技術革新」

京都大学エネルギー科学研究科科長、教授 
石原慶一 氏

「我が国のイノベーションはなぜ劣化したのか。
これからのイノベーションに向けどう立て直すべきか」

京都大学思修館 教授 
山口栄一 氏



役員構成

2024年度 関西支部 役員

支部長 大槻眞一 元阪南大学学長・名誉教授
支部顧問 西村恵信 花園大学名誉教授・元学長
副支部長
(支部事務局の長)
西原一嘉 大阪電気通信大学名誉教授
副支部長
(幹事)
三木基実 (一社)イノベーションエネルギー代表理事
横浜国立大学大学院非常勤講師
運営委員 細川洋一 近畿経済産業局産業部長
原田敏行 前近畿経済産業局産業部長
坂野 聡 経済産業省近畿経済産業局地域経済部地域連携推進課産業技術調整官
大阪大学共創機構イノベーション戦略部門ベンチャー・事業化支援室招へい研究員
碓井建夫 大阪大学名誉教授
ブラジル・オーロプレット連邦大学客員教授
原田 章 住友電工テクニカルソリューションズ株式会社
分析計測事業部技師長
谷口邦彦 (一社)関西産業活性協議会賛助会員
飯島俊宏 株式会社ダイセル 役員待遇理事
大阪大学大学院工学研究科 招へい教授
杉本 孝 山崎豊子文化財団評議員兼奨学生育成委員長兼奨学生選考委員
元新日鉄経営企画部部長代理、元大阪市立大学大学院教授
元京都大学経営管理大学院客員教授、元外務省大臣官房総務課
外交記録審査員
弘岡正明 テクノ経済研究所代表、元流通科学大学副学長
桑島修一郎 京都大学大学院総合生存学館 特定教授
岩田賢造 株式会社JEI(旧社名:日本電子工業)開発技術担当顧問
小池正夫 宝塚フラワー&コンサート事務局長、元住友金属工業株式会社
八尾 健 京都大学名誉教授、国立香川高等専門学校名誉教授・元校長
富山県立大学客員教授
新関雅俊 大阪電気通信大学教授
長野寛之 兵庫県立大学産学連携・研究推進機構特任教授
高田耕平 前(地独)大阪産業技術研究所企画部 産学連携コーディネータ
苗村昭夫 株式会社ユニックス代表取締役会長
三森八重子 大阪大学招へい教授
監査役 稲葉伸一 (一社)近畿化学協会化学技術アドバイザー
事務局 企画部長 佐藤寿男 (一財)平野区コミュニティー協会
    企画部 柳井良夫 大阪市立南中学校地域コーディネータ
    HP担当 本倉 充 エルサムジャパン(株)代表取締役

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